場合は疑うべき疾患です。
突然、「腸が反転してでてきた」とのことでした。 さまざまな原因の可能性をお伝えし、 まずは脱腸の整復を行い、下痢止めを処方することとなりました。
・便に血が混じってなかなか治らない
その後、下痢止め内服を飲みながら脱腸は落ち着いたものの、 下痢はスッキリ治らず少量の出血が続いている。 とのことなので、 原因追究のため内視鏡検査をおすすめしました。
無麻酔での直腸内視鏡検査を行ったところ、 肛門から4cm奥にポリープ状の病変を確認しました。 そして、少し病変を採取して検査を行ったところ、 炎症性ポリープ と診断が得られました。
炎症性ポリープは、近年ミニチュアダックスフントの大腸にしばしば観察されます。
・中高齢
・ミニチュアダックスフント