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CASE 1 : 犬の巨大結腸症

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ミニチュアダックスフンド 雄 6歳7ヶ月 7日間便秘続き、4日間食欲がなく嘔吐をくり返すということで来院しました。

腹部X線検査では結腸内に重度の宿便と拡張が見られます。 諸検査から巨大結腸症が疑われました。 今回は食欲がない状態が続いていたので、緊急回避的に試験開腹を行い便の摘出(700g  )を行いました。便は非常に硬く、骨盤を通過することができない状態でした。 その後、高繊維食や内服薬による継続治療を行っていたところ、再度便が出にくくなりましたが、現在は緩下剤による管理が上手くいっています。 最近出席した学会でも同じような症例が発表されていました。 回盲部を残した結腸をほぼ切り取る結腸亜全摘出術を行って経過が良いとのことです。 今後、繰り返すようであれば、外科手術も考えないといけないでしょう。